心も満腹になり隊

第99作目の朝ドラ『まんぷく』についての感想ブログです。最高の夫婦を見られて満腹!!楽しかったです♡

『まんぷく』第7週 感想

第7週についての感想です。
ドラマ内で出てきたセリフは曖昧な部分があります。
本来のセリフから意味や雰囲気がかけ離れていた場合は、教えていただけると助かります。

もし、まだドラマを見ていないという方で、ネタバレされるのが嫌という方は、ここで引き返してください。













(↓↓↓)











【第7週】私がなんとかします!

○初出荷の塩が…

認可が降りて無事に会社として始動した『たちばな塩業』。
あの看板誰が書いたんですかね…萬平さん本人(=長谷川さん)でしょうか。
叺22個を運んでくれるという世良さん。
この時点でほとんどの視聴者は思ったでしょう。でもそんなことはしない!と期待もしたはず。
世良、やりやがりました。(もう呼び捨てでいいよね?)
というか萬平さん、記念すべき初出荷の塩を友達(?)とは言え社外の世良に丸投げってさぁ…!
ピンハネのことがなかったとしても、初出荷だからこそ納品見届けるくらいの思い入れを持ってほしかったところですが、理創工作社時代に加地谷さんにその辺全て任せきりにしてたのがここで出てしまったのか…
誰か!せめて誰かつけるべきだった!
世良は調子いい人という認識で、直接騙されたことがなかったからか、福ちゃんも信用しきってしまったのがダメでしたね…
鈴さんがあの時点で電話かけてくれてたら良かったのになぁ。
経営者として致命的なミス…良くも悪くも色々と緩い夫婦ですが、これを機に管理面をしっかりしてもらいたいところです。
この件について、世良に対して憤りつつ、同時に萬平さん福ちゃんの甘さを指摘してる視聴者の皆さんが多数いて、それがなんか良いなぁと思いました。
今まで『まんぷく』を見てきて萬平さん福ちゃんの性格や環境を分かった上での皆さんの怒りの感想。
まんぷく』の世界に入り込めているってことですかねぇ。

ところで、茶色い塩が混じっていたというのに、専売局の人が見逃してしまったのか、それともそれを加味した上での3000円だったのか、どちらか分からないですが実際は萬平さんの予想通りの金額だったわけですよ。
もしここで3000円だったと世良が正直に渡していたとしたら、茶色い塩を見逃した塩メン3人にとって「これくらい大丈夫や」が本当に大丈夫だったという認識になってしまってたかもしれないんですよね。
品質の向上・正確さという意味ではある意味良かった?いや実際働いている塩軍団にとっては更にキツい仕事になってしまったわけで…
うーん…書いといてなんですが分からなくなってきました。
まぁどっちみち世良がやったことは悪いんですよ。
世良のこの先の人生ずっと、朝起きたら必ず頬に跡が残っていますように…
皆さんのセンスが光る「世良に願いを」タグ(公式に把握されてたことに笑う)めちゃくちゃ楽しませてもらっています。

〇楽しい楽しい慰労会

岡さんが暴力沙汰を起こしてしまったことでギスギスし出している塩軍団のために、給料を出せない代わりに慰労会を開くことに…
(私が一喝してやると息巻いていたら止められ「どうしてよぉ〜」とタカちゃんにすがる鈴さんの声のトーンの可愛さがすごい…!笑)

出し物①タカちゃんによるハーモニカ演奏
→既に出来てしまったタカちゃんファンの3人だけは喜ぶ(ただひこさぁぁぁん落ち着いてぇぇぇぇ)
タカちゃんを「かわいい」と思う、塩軍団の中でも若い3人と、「かわいくないとは言わんけど(by岡)」な他の人達とのやり取りがなんか面白いです。

出し物②福ちゃんによる英語版『リンゴの唄』
→リンゴの唄と聞いて一瞬喜ぶものの英語にせんでも…と微妙な反応
趣向を凝らしたつもりが裏目に出てしまった福ちゃんドンマイ…
英語ができることは塩軍団に伝わったことになりますが今後活かされるんですかね?
タカちゃんの出し物中緊張で視線がどっかに飛んでいた萬平さんが福ちゃんの出し物では視線を何とか福ちゃんに移してたのめちゃくちゃ可愛かったです(笑)

出し物③鈴さんによる『国定忠治
→一人三役の全力の演目にこの会一番の大ウケ
さすが日本男児というべきか…
国定忠治が好き、と人物紹介で書かれていた塩軍団のメンバーがいましたが、まさかこんな形で活かされるとは…

出し物④萬平さんと福ちゃんによる夫婦漫才
→下手すぎて逆にウケるという珍事件発生

萬平「萬平と申します!福子と申します!よろしくお願い致します〜!えー、たちばな塩業の皆さん、立ち話もなんですから座t、って、もう座っとるわー!」(←超棒読み)
塩軍団「……」(←絶句)

な ん だ こ れ (視聴者爆笑)
もう嫌な予感しかしない。いや初めから嫌な予感しかしなかった。
大阪弁ネタとしてお馴染みの「チャウチャウとちゃうんとちゃう?」のやつですけどあまりの棒読みっぷりと不自然な歩き方で何もかも頭に入ってこないという大事故発生(笑)
けれど鈴さんが場を暖めてくれたおかげですね。
気を遣った笑いではなくて「下手くそじゃのう社長」「棒読みやなぁ」とツッコミ入れつつ笑ってくれる塩軍団皆優しいです。
最後には「何やそれー!」と総ツッコミ(笑)

経営者一家の想いは通じ、明日からも頑張ろうと一致団結、岡さんも優しい笑顔を浮かべていて本当に良かったです。
問題は片付いたわけではありませんが、少なくとも岡さんが離脱する危機は免れたようで何よりです。

〇鈴さんのしもべ

節約のため食事が麦飯とたくわんだけなことに不満な塩軍団。
経営者一家が一日二食であることを聞いたら何も言えなくなってしまうあたりやはり塩軍団の皆は優しいです。
(鈴さんは嘆き方までどんどん可愛くなってる気がするな)
とは言えおかず一品は欲しい!と皆で魚釣りに…(何で今までその手を使わなかったんだ…)
魚釣りの間少しだけ不穏な空気が漂っていましたが、神部くんが泥棒に入ったことを告白すると皆それぞれ思うことがあったようで。
こういう風に皆交流を深めていくんですね。
魚がかかった瞬間全員が立ち上がって興奮し出したのが何だか可愛かったです。
岡さんは思わず釣竿落としてましたね(笑)

見事鯛を釣り上げたものの捌けないという鈴さん。
そこで名乗りを上げたのがすし職人の修行をしていたという赤津さん!!
すっかり鈴さんに気に入られ(?)萬平さんからも部下に任命されるという事態に…

鈴「私のしもべは嫌なの?」
赤津「…嬉しいっす」

しもべって(笑)
鈴さんのすぐ横にいた岡さんの顔が面白い(笑)
鈴さんの下で働くとなるとこき使われるのは目に見えてますねー実際その後使われてましたし。
そう、赤津は犠牲になったのだ…

○次々と降りかかる問題 〜世良と忠彦さんの異変と福ちゃん浮気疑惑〜

福子「お金は私がなんとか工面しますから、萬平さんは自分のやりたいようにやってください。納得いくまで」

手間暇かけるとその分作れる塩の量が減ることに落ち込む萬平さんを奮い立たせようとする福ちゃん。
このときの福ちゃんの顔がとても頼もしいように見えて、こうやって福ちゃんは更に強い女性へと成長していくんですねぇ。
けれども、工面するという方法は今のところハナちゃんの旦那さん、賢作さんからの借金。
さすがに今のままではダメだと水島夫妻から忠告を受け、具体的に何をどうすべきか考え始めているのでしょうか。

福子「お金のことは私が考えます」
世良「え〜!福ちゃん商売の経験なんてないやろ?」
福子「なくてもやるしかないんです。お金のことも他のことも。萬平さんが仕事に専念できるように、私が全部やらないと」

お金のことも他のこともやる、と覚悟を決めた福ちゃん。
お金の問題は隣にいる男です!早く気づいて!!

世良から闇市へ売るのはどうかという提案を突っぱねた萬平さんですけど、それでもまだ世良に納品を任せてしまうという…( ̄▽ ̄;)
案の定、闇市横流ししたらしく、早く悪事が暴かれてほしいのですけど、違う問題が発生!
忠彦さんが過労で倒れたのに、また休まずに描き続けているとのこと。

福子「忠彦さんは、絵描きさんやけど、芸術家やけど、皆のお父さんです。克子姉ちゃんの旦那様です」
忠彦「萬平くんかて仕事に没頭する人や。福ちゃんはそれを止めるんか!?」

そこを突かれると痛いところ…
忠彦さんの鬼気迫った表情は先週の雰囲気から一変していて怖いですね。
話を聞いた鈴さんが怒って乗り込みそうな勢いでしたが、話が余計にこじれると止めた福ちゃんはさすがです。
出かける前のわずかな夫婦のやり取り、見送る萬平さんの眼差しが優しい…
他にも色んな場面で夫婦微笑み合ってて今週も立花夫妻ありがとう(*´ω`*)

福子「私は、体を壊してまで萬平さんに働いてほしいとは思いません。本人が幸せでも、家族には心配する権利があると思います」
真一「そうだ。創作意欲が溢れでて、描くことに没頭できるのは幸せなことなんだろうけど、忠彦くんはやっぱり、克子さんやタカちゃん達に支えてもらっているんだよ」

克子「私は毎日、心配で眠れません。あなたがアトリエで倒れてるんやないかって。それでも、絵描きの妻は諦めないといけないんですか!?絵描きの娘も!?」
タカ「嫌です。お父さんにはもっと良い絵を描いてもらいたいけど、このままやったら病気になります。もし病気になって死んでしもたら…」
真一「僕達は、無理なお願いをしているんだろうか?」

真一さんにもついてきてもらったことで、話を聞く気になってくれた忠彦さん。
同性だから、というのはもちろんですが、真一さんからの説得は、なんかこう、寄り添ってくれるような、スッと耳に入ってくるので素直に聞き入れられる気がします。
結果、忠彦さんは憑き物が落ちて、元の忠彦さんに戻ってくれたようで。
良かった良かった。タカちゃんもまた週末来てくれるように…

かと思えば、新たな問題、まさかの福ちゃんの浮気疑惑!?
いやー、事実無根なんですけども。
塩軍団は真一さんと面識ないので、勘違いも仕方ないんですけども。
真一さんのあまりのカッコ良さに、ただの知人友人では?という思考すらすっ飛ばした森本さん峰岸さん倉永さんの罪は重いのでは?(笑)
帰って来た妻に疑いの目を向ける萬平さんの表情がおもしr…いえ怖かったです(面白がるんじゃないよ私)

福子「世良さんは、うちの売り上げからいくらか抜いたんかもしれんけど、なんでやろ…私あの人のこと嫌いになれないんです」
萬平「僕もだよ。でも…裏切られても、嫌いになれないというのは…辛い

そのBGMと急にこっち向くのやめてもらえますか(やっぱり面白かった)
小声で「そうですね、じゃないっ!!」って怒ってる萬平さん…世良じゃなくて完全に福ちゃんの話とすり替えてるやないですかぁ(笑)

○愉快痛快、諸々解決!!

赤津から福ちゃんの浮気疑惑を初めて聞いた鈴さん。
寝耳に水だったでしょう。
それにしてもあの不安そうな赤津はすっかり鈴さんのしもべ感満載でしたね(笑)

鈴「貴方は、福子を疑ってるの?福子は、そんなふしだらな娘ではありません。あの子はね、私に逆らって貴方と結婚したのよ」
「そんな娘が、貴方を裏切るわけないやない」
「私は、信じます。誰がなんと言おうと、どんな噂が流れようと、私は、福子を信じます」

萬平「申し訳ありません!」
「福子がそんなことをするはずはないと、思っていながらも、ついつい疑ってしまいました」
「福子を信じます。福子は、僕の妻です!」

ブラボー鈴さん!!
なんだかんだで緩い夫婦に喝を入れる、憎めない存在としてドラマに欠かせない存在な鈴さんですが、娘を信じると言い切った姿に鈴さんの株は更に爆上がりしたのではないでしょうか。
そんな鈴さんの言葉で全力の謝罪をする萬平さん。
背筋キレイだなーとかこんな時に思ってすみませんでした。

福子「もう当たって砕けろ!私、本人と会うてきます!」
鈴「負けたらダメよ。貴女は、武士の娘の、娘なんですからねっ!!」


世良の悪事の全貌もようやく明らかになりましたー!
「世良ぁぁぁぁぁ」と嘆く鈴さんやっぱり可愛いなぁ(笑)
武士の娘の娘という、今聞くと頼もしすぎる肩書きに背中を押され、いざ世良のもとへ!

世良が大阪商工会の会合に出席してると聞き、やはり思い出したのは三田村会長。
会長への改めてのお礼と、結婚やたちばな塩業といった近況報告をする福ちゃん。
世良がいる目の前で、萬平さんの将来の可能性と、品質へのこだわり、闇業者ではなく正規のやり方で商売することを会長にしっかりアピール!
会長の福ちゃんを見る目が、さすが大阪商工会会長らしく未来を見据えるような、けれども微笑ましく将来を期待するような、そんな暖かな目に見えました。
福ちゃんとしては、この後きっちりと世良からお金を返してもらうだけのつもりが、まさかの会長からの投資の話が!
会長からの期待に、今後もつながりを持ちたいと考えた世良。
自分も投資すると言うが、福ちゃんはそれを丁重にお断り。
「色もつけんでえぇ!」と叫んだ世良を見定めるような福ちゃんの表情いいですねぇ。

福子「この4000円を受け取ったら、うちも闇業者と取り引きしたことと同じになりますから」

末永い付き合いを、という5500円からピンハネされた1500円だけを受け取り、しっかりクギもさして、けれど今後も付き合いを続ける、と。
福ちゃんかっこいい〜〜〜!!
こういうとき情に流されず、今後も考えた上での最善の判断が出来る福ちゃん、素晴らしいです。
先週に引き続き、福ちゃんグッジョブな形で週末を迎えられて良かったです。

○もっと嬉しいことが!

世良から1500円を返してもらい、三田村会長から3万円の投資をしてもらえることを萬平さんと鈴さんに伝えた福ちゃん。
けれども、もっと嬉しいことが!!

福子「帰りに、産院に寄ってきたんです」
「妊娠3カ月ですって」

はい、時期特定しようとした方は反省会行ってくださいねー(しました)
「今日はこうして寝よう砲」のとき、という声多数でしたが(私調べ)、私的にはその翌日から塩販売の認可が降りる前までの期間と予想しました(だから止めなさいってば)

萬平「このお腹に、僕達の…?」
鈴「私の、孫が…?」

歓喜に震える二人の手を自分のお腹に当てて嬉し涙を流す福ちゃん。
あぁ〜良かったねぇ。本当に良かった!!
鈴さん、孫の顔を見られますね!
福ちゃん、萬平さん、おめでとうございます!!!


来週の予告でも色々気になることが目白押し。
実は私、小説版を買ったのでこの先の展開知ってるんですけどもね(笑)
感想はあくまでドラマ内のエピソードとそこから受ける印象に止めたいと思います。

小説版は台本を元に書いたということですが、小説版にはないちょっとしたエピソードがドラマで描かれていたり、逆にセリフや表情だけでは把握しきれない人物の思考や心情が小説版では書かれていたり、それぞれで楽しめるので購入して良かったです。

そういえば、福ちゃんの浮気疑惑の件、本人の知らぬところで勝手に浮上していましたが、収束も勝手にしていったということですかね。
萬平さんも鈴さんもわざわざその話を振らないでしょうし、萬平さんの様子から全く気づいていないようだったので塩軍団の様子からも気づいてなさそうですね。
やや鈍感という設定でしたし。
でも、塩軍団の間で流れていた噂が福ちゃんの耳に入ったらどうなっていたんでしょうねぇ。
萬平さんが自分を疑っていたことにも気づいてしまったとしたら…
福ちゃんは聞かれたら、真一さんが咲姉ちゃんの旦那様で忠彦さんを説得するため、ときっぱり説明するはずで、それで皆も納得するはずですが、誰よりも何よりも萬平さんに疑われてしまったことにショックを受けそうですね。
夫婦の寝室で気まずい空気。
「疑って本当に申し訳ない、福子」
「真一さんについてきてもらうことを言わなかった私が悪いんです…」
「せやけど、私が好きなのは、萬平さんだけですよ」といって寄り添う身重の妻の肩を抱き色々と我慢する萬平さん
とか。
はい、妄想です。すみません反省はしています。