『まんぷく』第10週 感想
第10週についての感想です。
ドラマ内で出てきたセリフは曖昧な部分があります。
本来のセリフから意味や雰囲気がかけ離れていた場合は、教えていただけると助かります。
もし、まだドラマを見ていないという方で、ネタバレされるのが嫌という方は、ここで引き返してください。
(↓↓↓)
【第10週】私は武士の娘の娘！
○全員逮捕
手榴弾のことが分かり、男性社員は全員逮捕となってしまった、たちばな塩業。
正直に申告した手榴弾組3人、いい人達ですね。
いや、ダメなんだけども。手榴弾投げて憂さ晴らしするくらいならケンカして鈴さんに怒られるだけで済ませて欲しかったんですけども。
真一さんは完全なとばっちりですよ…(・・;)
真一さんは入ったばかり、と英語で説明したくても出来なかった福ちゃん。
そりゃあ仕事辞めて4年も経ってましたし、慰労会で披露した英語も1年前のことで、その時も事前に思い出しながら練習したくらいのはず。
忘れてしまった上パニック状態、咄嗟に出てくるわけもなく…
実際問題、福ちゃんが英語で説明できたとしても、MPの雰囲気からして疑いは晴れなかったと思いますが、福ちゃんは悔しい想いをしていたでしょうね…
弁護士事務所にひたすら電話をかけ続ける福ちゃん…(´；ω；`)
鈴さん、気持ちは分かるんですけど何か出来ることを考えようとせず、ただただネガティブな発言を繰り返すのやめてあげて…
まぁ横にそんなお母さんがいるからこそ、福ちゃんが奮闘しているのかもしれないのですが。
克子姉ちゃんと忠彦さんが手伝いに来てくれて、本当に良かったね。
忠彦さん筆より重いもの持てるんだとか思ってはいけない、いけないよ(ぎっくり腰なりそうとか一瞬で思ってしまってごめんなさい)
ハナちゃんと清香軒夫妻も後に様子を見に来てくれて、これまで築いてきた人間関係によるものだなぁ、と嬉しくなりますね。
○雑居房 皆で入れば 怖くない♪
んなわけあるかい(セルフツッコミ)
いやーほんと辛いので逆にふざけたくなる。
次々と繰り返される塩軍団取り調べ→マグショット(って言うんですね初めて知りました)の流れは何ですかね…音楽グループの宣材写真とかでありそうなスタイリッシュ感でしたね(？？？)
雑居房の中では手榴弾組を責めると手榴弾組が開き直ったり、手榴弾組が謝ると他の人達が社長のせいだと言い出したり…
小松原くんが「僕ら社長に救われたんですよ！」って擁護していて、私は君のそういうところが好きだよ…
真一さんが場を収めようと頑張っているのが辛いです。
しかも一人背広だからってあらぬ疑いをかけられるなんて…
違うんですよ。その日、たまたま、張り切って背広を着て、早めに出勤してきただけなんですよ、彼は(やばい泣けてくる)
だからそんな風に机叩かないであげて…
ビンガム「君は一体何がやりたいんだ」
やめてー！視聴者もうっすら思ってたけど萬平さんは世の中の役に立つ仕事をしたいだけなんだーー！！
だからその時々で作るべき物が変わっているだけなんだー！！！
ビンガム曹長が「説明しろ」と見せた数枚の写真の中から福ちゃんが写っているものを手に取る萬平さん…
うぅ…こんな時でなかったら福ちゃんがいかに素晴らしい妻か語り出す萬平さんを見れたかもしれないのに！(おふざけ継続中)
○チャーリー・タナカ
「チャーリー・タナカ、カリフォールニア生まれの、正真正銘のアメリカ人や。お前らが口裏合わせんよう、ちゃーんと見張ってるからな」
憎たらしい口調と妙に哀愁漂うBGMで自己紹介してくれたチャーリー・タナカ！
牧、善之介バリのインパクトの強さですけど、日系アメリカ人ということで、これまでの人生色々とあったんだなぁ、と分かる表情とセリフがあり、彼だけではないですが、簡単に悪役と決めつけられないところが凄いなぁ、と思っています。
○カツオ・セラ オンステージ！
萬平さんに陸軍倉庫を紹介したとして捕まってしまう世良。
「福ちゃん助けてーーー！！」と助けを求めていましたが、それよりも受話器に興味持って手を伸ばしている源ちゃんに心奪われてしまいました(ごめん世良、君なら大丈夫やろ、っていう信頼の証なんだ)
世良「そら不動産屋から紹介料はもろたで、僕は。せやけど微々たるもんや。罪になるほどの額やない」
「ケンカの一つもでけへん心優しい男やで、立花くんは。僕は一緒にラーメン食べた親友やからよぉー知っとる。こんなしょうもないことで立花くんを潰したら日本の損失や。そうか、あんたにとったら日本がどうなろうと関係ないな。ほな言い換えたる。東洋の損失や！ほんでな、僕を潰してみろ。世界の損失や！ロストワールドや！！」
「何を鏡見ながらぺちゃくちゃ喋っとんねん。……我ながらええ男やなぁ」
「とにかく立花くんは悪い奴やない。手榴弾で魚捕ってた言うんならそれはホンマや。嘘や思うんやったら実際行って確かめたらええやないか。その前に僕を帰してくれ」
「分かったならそれでええ」
「ってなんでやねん！！」(←in雑居房)
捕まったというのにこの男はどうしてこうも面白いんだ！(爆笑)
メイ軍曹が何か口を挟もうにもペラペラペラペラ…筆記係のMPめちゃくちゃ大変そうなんですけど(笑)
『絶対に笑ってはいけない進駐軍24時』って言ってる人が何人かいましたけど、ほんとそれ(笑)(←ﾃﾞﾃﾞｰﾝ 祭、アウトー)
あとチャーリーにケンカ売るのやめてくれ(笑)(←ﾃﾞﾃﾞｰﾝ 以下略)
真一「あの倉庫を紹介してくれたんは世良さんなんやろ？どないしてくれんねん、はこっちのセリフだ！」
あの真一さんが語気を強めるなんて…世良、なんて男だ…
さすが圧倒的信頼のもと堂々と立ち振舞う世良、やっぱり大丈夫そうです(もちろん褒めてます)
○萬平さん達を助けるために
萬平さんの指示通り塩とダネイホンの出荷をしようとするも、専売局からは取引中止の連絡が。
そりゃあそうですよね…でも違うんですよ本当に…
けれど手榴弾がたちばな塩業の中から見つかり、理由はどうあれ使用したという事実がある以上、萬平さん達の無実を証明するためには、①手榴弾の他に武器を所持していないこと、②萬平さん達は反乱をおこすような人間ではないと信じてもらうこと、③手榴弾を海に投げて魚が浮かんでくるか確かめること、といったことが必要かと思います。
①は倉庫内を調べたなら他にないことは分かったはず…
③は試してくれたものの、おそらく昼間であったため浮かんでこず…
世良の言ったとおり日が暮れた時にやってもらうには、②について訴えて再度チャンスをもらうことにかけるしかありません。
もしもメイ軍曹が上官だったら、即刻軍事裁判にかけられて最悪な場合…という状況になっていたかと思いますが、ビンガム曹長はその辺りしっかり調べてくれる人のようです。
萬平さん、そういう運はあるんですね…(￣▽￣;)
萬平「戦争で大勢の人間が死にました。今も栄養失調で苦しんでいる人達が街に溢れています。誰かがその人達を救わなければならないんです！あなた達とまたケンカをしようなんて、そんなくだらないことを考えている暇はない！！」
福子「My husband never, ever does anything like that！」
(私の夫は絶対にそんなことはしません！)
ビンガム曹長の心を動かすきっかけとなった夫婦の言葉。
過去、奥さんに関係した何かがあったんでしょうか…病室にいるっぽい写真が…
けれど本人と身内だけの証言だけでは納得できないのでしょう。
世良からの証言と、あと他にも二人の証言者が！
善之介「牧、善之介です。私は、大阪歯科医師会の理事であります。しかるべき立場の者でありますから、信頼できる人間だと思っていただきたい」
加地谷「立花萬平くんは、悪くなぁーーい！！」
牧、善之介と加地谷！！
久しぶりに出てきたと思ったらマキゼン出世してるし加地谷がまさかのチンドン屋！！(笑)
この二人が来るなら野呂缶と竹ノ原くんもここで再登場すべきじゃないかと思ったのですが、彼らはどうなったんですか？
それにしてもマキゼンの「軍事物資横流しは濡れ衣です」からの加地谷の「私が彼に罪を擦り付けたんです」「お前か…」の流れ凄すぎません？
後に三田村会長も「彼は志のある人間だ」と証言。
商工会の幹部？っていうんですかね？彼らに以前、萬平さんと世良のことを指摘されていましたが、餓死してしまった裁判官の件もあって、三田村会長はダネイホンを作った萬平さん達の未来を潰したくはないでしょうし、何より情に厚い人のようですからね。
福ちゃんと鈴さんにも事情聴取。
…って鈴さん、源義経だの牛若丸だの何の話を始めてるの(笑)
メイ軍曹の鼻で笑ってる顔好きなんですけど困り顔も最高です(笑)
福ちゃんは事前に英語を思い出したり辞書をひいたりして準備を、そしてここぞというときに英語でしっかりと主張！！
福子「I testify as an employee of the Tachibana Engyo, and as the wife of the President, that Manpei Tachibana and his employees are innocent.」
（私はたちばな塩業の社員として、社長の妻として証言します。立花萬平にも社員達にも一切罪はありません）
福ちゃんを見るビンガム曹長の表情に僅かな良心があるような…
ビンガム曹長の腕章のMPの文字がManPeiとかManPukuになる日も近そうです(そんなことはない)
○神部くんとタカちゃん、まさかの進展
神部くんが心配なタカちゃんに対して忠彦さんからのまさかの一言！
忠彦「神部くんが帰って来たら、結婚してもええ！」
うそぉぉぉぉ！？
絶対最後まで反対するやろ！？と思ってたらまさかこのタイミングで…
そもそも付き合ってもいないのに結婚の話を出すとは…忠彦さん浮世離れしてるだけあります(？)
そんな話になっているとは露知らず、タカちゃんに想いを馳せている神部くんと、中半諦めだしたラバーズ…
そしてこのタイミングで、しかも真一さんから、萬平さんと福ちゃんも10歳差という話が振られました！
萬平さん複雑そう〜〜〜(笑)
それにしても真一さん、「あの年頃はコロコロ変わるぞ」とか割と酷なこと言いますね(￣▽￣;)
神部くん、メイ軍曹の甘言に惑わされず、萬平さんの味方であり続けたところカッコ良かったよ！！
忠彦さんへの挨拶頑張って…！！
○福ちゃんからの手紙
「皆さんへ」と書かれた福ちゃんからの手紙。
無事に検閲を通り、萬平さんの元へ。
最初に一人一人、塩軍団と世良、真一さんと萬平さんの名前が書かれているところがとても良いですね。
福子『でも私は、皆さんがもうすぐ帰って来てくれると信じています。なぜなら皆さんは、何も悪いことしてないんだから』
『だからどうか社長を、萬平さんを信じて下さい。たちばな塩業の社員を、萬平さんは決して不幸せにはしません。
皆さん、風邪など引かぬやうくれぐれも身体には気をつけて下さい。
いつもいつも私は皆さんのことを思っています』
福ちゃんの想いが詰まった手紙に涙を流す社員も…早く釈放されてほしい！
○手榴弾再チャレンジ→無事に釈放！！
萬平「僕も自分の仕事を愛せる人間になりたい。好きなことを仕事にして、一緒に仕事をする仲間を幸せにして、それが他人様の役に立つことなら、こんなに幸せなことはありません」
萬平さん達の無実を証明することは現状不可能。
けれど、これまで萬平さんのことを悪く言う人間がいなかったこと、そしておそらく萬平さんや福ちゃんの言葉から、もう一度、日が沈む頃に手榴弾を投げてくれることに！
結果、ちゃんと魚が浮かんできました！！
その様子を見ていた福ちゃん、海に入って魚を掴み「嘘をついていなかった！」「彼らは無実よ！」と。
喜びに溢れた福ちゃんの声に、私も嬉しくなりました。
ただ、あの、感動的なBGMが流れている中、映っているのが死んだ魚っていうのが…あの…(すみません止めておきます)
結果はきちんとビンガム曹長に伝えられ、その時の曹長の顔にはうっすらと笑顔が！
無実だと納得できる理由があった、という安堵の笑みに思えました。
釈放時、「言うほどまずくなかった」とダネイホンの感想を伝えるチャーリー…やっぱり彼も根は良い人なんですね。
赤津「大奥様ぁ〜〜〜〜！！」
萬平「福子、手紙をありがとう」
無事に帰ってきてくれた皆！
って赤津、お前真っ先に鈴さんに駆け寄るとかお前…！！
赤津のしもべっぷりに視聴者大騒ぎじゃないですか(笑)
萬平さんはもちろん真っ直ぐ福ちゃんと源ちゃんのところへ、しっかり福ちゃんの手を握って伝えるところがもう〜〜〜！！
本当に、本当に、釈放されて良かった！！
皆でおいしいご飯を食べてね…！！
来週からはダネイホンで東京進出。
神部くんとタカちゃんの間にも何かありそうで気になりますが、とりあえず私としては萬平さんの「嫌だ！！」のシーンが楽しみでしょうがないです(笑)
