心も満腹になり隊

第99作目の朝ドラ『まんぷく』についての感想ブログです。最高の夫婦を見られて満腹!!楽しかったです♡

『まんぷく』第9週 感想

第9週についての感想です。
ドラマ内で出てきたセリフは曖昧な部分があります。
本来のセリフから意味や雰囲気がかけ離れていた場合は、教えていただけると助かります。

もし、まだドラマを見ていないという方で、ネタバレされるのが嫌という方は、ここで引き返してください。













(↓↓↓)












【第9週】違うわ、萬平さん

○不穏な空気

不穏な空気が流れている、たちばな塩業。
従業員同士でも、萬平さんと福ちゃんの夫婦間でも。

福子「男の人って、子育ては奥さんに任せきりにするやない。けど、萬平さんはそうやないと思ってた」

福ちゃん…私もそう思ってたよ。
先週デレデレやったもん…
萬平さん、福ちゃんのことも源ちゃんのことも見てるようでちゃんと見てないんですよね。
もちろん塩組のことも。
栄養失調の人を助けてみせる、早く完成させたい、という強い想いばかりが先走って、から回って、失敗して更にから回って、いつかの忠彦さんのように何かが憑いているような雰囲気でした。
マッドサイエンティスト感ある萬平さんの顔は面白かったのですけどねー。
仕事となると目キラキラさせて、いやむしろ狂気の滲んだ目をしてたのは、塩作り思いついた時でもありましたけども。
視聴者として長谷川さんの表情の演技は楽しんでますが、萬平さんを鍋に放り込みたい気持ちでいっぱいです(こちらのタグも楽しませてもらっています)(笑)
赤津が中立の立場で塩組の不満を鈴さんや福ちゃんに伝えてるのが良かったですねー!
萬平さんに直接言わないところがさすがと言うべきか。
自分が言うより二人から言ってもらう方が良いですしね。
それにしても赤津のおばちゃん化が止まらない!(笑)

福子「塩を作ってくれている人達が、森本さんや小松原くん達が、不満を溜めているそうです」
「社長はダネイホンに熱中して、自分達のことを忘れているって。私もそうやと思いますよ。今のままやと…」
萬平「くだらん!そんなどうでもいいことをいちいち僕に言うな!」
福子「萬平さんは社長ですよ!自分のことばっかり考えていたら、皆がやる気をなくしてしまいます」

福子「私かてそうです。源は初めての子です。熱を出したら、心配になるのは当たり前です。それなのにあなたは…」
萬平「医者は大丈夫だって言ったんだろう!?」
福子「そういうことやありません!私達は夫婦なんやから!源は、私達の子なんやから!」
萬平「もういい!仕事に集中したいんだ!子育てはお前に任せる!!」

もう本当に、見てて辛かった。
泣いている源ちゃんに気づいて抱きしめて「ごめんなさい」と謝って泣く福ちゃんを見るのが辛かったです。
早く元のラブラブ夫婦に戻ってほしい…
夫婦喧嘩のことを知った鈴さんがやたらと嬉しそうなのが面白かったのですけど、包丁持った赤津を叩くのは止めてあげて鈴さん…(笑)

おそらく初であろう夫婦喧嘩…
「萬平さんが不機嫌でも私は遠慮しません!」と決めたものの、いざ萬平さんがやって来ると、しかも喧嘩したのが嘘のように上機嫌で近づいてくると、どう接するべきかそわそわしてる福ちゃん…
あぁ…こっちばかり悩んでいるのかともやもやしますし、それに全く気づかない萬平さんやばいです。

塩組も不満がピークに達しており、高木・堺・野村の3人は見つけた手榴弾で魚取りという暴挙に出るまでに…
これが後々えらいことになる原因ですが、元はと言えば萬平さんのブラック社長っぷりによるものなので、一概に萬平さん可哀想って言えないところが悲しいですね…

タカちゃんラバーズは個人的にも神部くんに嫉妬。
小松原くんなんて直前まで身なりを整えて、タカちゃんが来たら顔面の水滴飛ばしながらすぐ会いに行ったというのに…(笑)
ラバーズの目の前でタカちゃんを連れ去ってしまう神部くん何て子…

鈴「タカに手を出したの?」
神部「出してません!手ぇも握ってません!!」
鈴「タカをたぶらかしたら、許しませんからね?」
「ホンマやでっ!!」

鈴さんウソですこいつ手ぇ握ってタカちゃんを研究室に連れていきました。
ラバーズがチクったことで一応釘は刺されましたけど、本当のラスボスは忠彦さんですよ分かってますか神部くん?
インスタに上がっていた忠彦vsタカの実況解説最高でした(笑)

○「違うわ、萬平さん」

予想していたことですがやはり起こりました。
塩組vsダネイホン組のケ・ン・カ!しかも真夜中に。
真横で大喧嘩勃発したというのに寝ている赤津…そうか、やっぱり家事と心労で疲れているんだね君…
「何がダネイホンじゃっ!」という叫びに萬平さん「何だとっ!?」と言い返してましたが、塩組にしてみればそりゃあそうですよね( ̄▽ ̄;)
あと名付け方としてはよくある方法だと思うのですが、ダネイホンと最初に聞いたときは正直何やそのネーミング(笑)って思いましたし、パッと見で何か分からないですからね。
そして何よりも見た目からして不味そうという(笑)

鈴「うちの社員は二つに分かれて対立しているわけですか!?これは社長の責任ですよ萬平さん!」

確かにそうなんですけど、これを機に萬平さんに文句言おうという圧がすごすぎて、逆に皆がちょっと落ち着いた気がします(笑)
福ちゃんの制止の声と、塩軍団でも比較的大人な数人が声をかけてくれたおかげで(先週くらいから佐久間さん株も上がっている)大人しく寝ることになった たちばな塩業。
残念そうな鈴さんの声はやっぱり可愛らしい(笑)

萬平「僕のせいだ。社長の僕がしっかりしていなかったから…」
福子「世の中の人を喜ばせたいなら、まずは自分の周りの人を幸せにしないと」

ようやく現状に気づいてくれた萬平さん。
福ちゃんにも子育てのことを謝って、塩組のことも考える、と。
良かった良かった、かと思いきや…

萬平「ダネイホンを作ってくれていた者達は、牛骨と菜種油を、塩を作ってくれていた者達は、塩とワカメを取ってきてくれ!」

違う!違うんだ!そうじゃない萬平さん!
いや確かに「社長は俺達のことを忘れてる」とは言ってたけども!
不満の根本は塩組とダネイホン組の労働負担の差なんだよ…!
萬平さんめちゃくちゃ笑顔ですけど柱から見守ってた福ちゃんの『あぁ〜〜〜』ってもどかしそうな顔に気づいて!
赤津の『あちゃー』な顔に気づいて!

○「あなたに代わる人はいません!」

真一さんがたちばな塩業を訪問!
スモモを持ってきてくれるという気遣いのある真一さんですが萬平さんったらこの人は全くもう…
せめてスモモ磨り潰すのは真一さんが帰ってからにしてほしかったところ(笑)
真一さんは一回くらい怒ってもいいですよ…
そういえば福ちゃんの浮気疑惑、ちゃんと福ちゃんから説明されていたんですね!
顔も既に忘れているくらいなら目撃者3人も納得してくれたということでしょう。良かった…!

真一「萬平くんは、社員のことをちゃんと分かっているのかな」
福子「やっぱり、分かりますか?」
真一「正直、萬平くんは社長には向いてないと思う。彼は発明家や。新しいことを考えていくのが、彼の才能なんだよ」

そりゃああんな不満そうな声を聞いてしまったら気づきますよね…
真一さんが割とはっきりと指摘したことには驚きましたが、それだけ義妹夫婦を想ってくれているんですねぇ。

真一「福ちゃんがもっと前に出た方がいい」
福子「確かに、萬平さんが気が回らないせいで、皆に負担がかかっていると思います。せやけど、それで険悪な雰囲気になっても、誰も萬平さんを責めないんです。萬平さんを慕ってついてきてくれるんです。せやから私やない。せやけど、真一さんがおっしゃることはもっともです。ちゃんと考えてみます」
真一「いい奥さんやね、福ちゃんは」

福ちゃんの言うとおり、萬平さんは経営者に向いていないのは明白ですけど、補佐役の人がいればリーダーとして皆の道しるべになる人だと思います。
「ちゃんと考えてみます」と宣言した福ちゃんの顔がかっこいいです!

福子「問題は解決していませんよ、萬平さん。うちで働いている皆は、まだバラバラです」
萬平「ケンカは収まったんじゃ?」
福子「言ったやありませんか!塩を作ってくれる人達の負担が増えただけやって!萬平さんは色んなアイデアを持ってる人やけど、萬平さんだけが分かっていないことがあるんですよ」
萬平「何を分かっていないんだ?」
福子「森本さんや小松原くん達も、ちゃんと仲間に入れてあげないと。皆、萬平さんと一緒に仕事がしたいんやと思います。神部さんや岡さん達と同じように」

萬平「やっぱり僕は社長に向いていないんだ」
福子「いいえ!あなたに代わる人はいません!」
萬平「福子、お前が社長をやったほうが」
福子「違います!皆あなたを尊敬しているの。あなたに助けられたって思ってるんです」
「大事なことは、あなたの口から言わないと」

福ちゃんから諭されて、一気に頼りなさ感が出てしまった萬平さんの顔が好きです(反省)
けれど今度こそ、ちゃんと気づいてくれた萬平さん。
塩組一人一人の名前を呼んでから謝る、という実直さ!
そう。萬平さんは自分の非に気づいたら謝ることのできる人!気づいたら!(※気づくまでが難点)
「何の話?」と状況が分かっていない鈴さんに対して「分かるでしょ!?」って言った後涙を流す赤津…良かったね、この状況に気を揉んでたものね…
神部くんが一瞬難色を示していたのが不安でしたが(おい神部くんそういうとこやぞ)最後には塩軍団が再度一つにまとまってくれて良かったです!
やっぱり皆が笑顔でわいわいしているところを見たい!!
決して前には出ず影から見守る福ちゃんの優しい笑顔も素敵でした。

○ダネイホン、売れず(笑)

いや、笑えないですね。
売れたのが3つということで、ツイッターでは購入した猛者がいることに驚きが溢れていたようで…
確かに購入した人がどういう心理で購入を決めたのか気になります(笑)
味はどうあれ、栄養満点という良さが伝われば需要はあるはずなわけで、けれどそれを一番必要としている人達にはお金がない、それを買うくらいなら普通の食べ物を買う、と。
三田村会長が助言した売り先を考えるというのは大切ですね。
それにしても相変わらず世良は調子いいな(笑)

○真一さんがたちばな塩業に加入!

忠彦さんから「僕と同じで売るのは苦手」「商売は信用できる人に任せた方が」とアドバイスを受け、更に真一さんが失業していたことを聞いた萬平さん。
忠彦さんも義妹夫婦、そして義兄のことを気にかけているのが良いですね。
タカちゃんと神部くんのことを探りを入れるも全く分かっていない萬平さんの純粋な顔に気づいて諦めた忠彦さん、という図も最高でしたよ!(笑)

福子「萬平さんはお金持ちになりたいと思って会社を作ったわけやありません。世の中の役に立ちたい、世の中の人を喜ばせたいと、それだけを思って仕事してるんです。せやからこそ、経営を分かっている人にそばについててほしいんです」
「無理な話やと分かっています。難しかったら一年、いや半年だけでええから、助けてもらえませんか?」
真一「福ちゃん、あんな大きな会社でも潰れるんだよ。失業して勉強になった。がっかりしたけど、実はほっとしてるところもあるんだ。証券会社は損得だけを考えていかないといけない。正直うんざりしてた。この前、萬平くんの会社を見に行って羨ましいと思ったよ」
「僕に声をかけてくれてありがとう。多少の蓄えはあるから、給料は少なくても構わない。萬平くんの会社で働かせてくれ」

確かに営業は分かっている人にやってもらうのが一番なわけですよね。
福ちゃんはまだ営業素人でしょうし(塩とダネイホンは勝手が違うはずなので余計に)、源ちゃんの育児もあります。
萬平さんや塩軍団のサポートをすることも考えたら、真一さんに頼めるならそれが一番です。
あくまでも裏方という福ちゃんは、自分の役割を把握していますね。
ところで私は、真一さんから「がっかり」とか「うんざり」とかいう言葉が出てきて更にびっくりしましたよ(笑)

○ダネイホンは病院食に

ダネイホンを病院に売り込むことも思いついた福ちゃん。
確かに、現状の売り込み先として最適なのは病院!
ペースト状にしたことで咀嚼が難しい人でも食べられる、というのも良かったかもしれないですね。
すぐに噂は広まり、あっという間にダネイホンは病院で人気になったとのこと。
大量に売れ残るなんてことがなくなって良かったです(笑)
世良に協力をしてもらうことになって全国展開にも(やはり調子いい 笑)
長い目で見てダネイホンの必要性を理解してくれていた三田村会長には感謝ですね。

萬平「お前のおかげだ。僕を励ましてくれて、真一さんをつれてきてくれて、源を育てながら、皆の世話もしっかりやってくれる。本当にありがとう、福子」
福子「私は、当たり前のことをしてるだけです」

今週のありがとう寝室ーー!!
今週は見られないんじゃないかと思いましたけどラブラブ夫婦復活!!
しかも今回は源ちゃんが…!
萬平さんが喋っているときは萬平さんの方へ、福ちゃんが喋っているときは福ちゃんの方へ、右へ左へ首を動かしているのがめちゃくちゃ可愛らしいこと!!
源ちゃんだけを映している時間が数秒ありましたが、カメラマンさんと編集さんグッジョブ!!

他のシーンでも、寝返りをうつ源ちゃん、足キックしている源ちゃん、福ちゃんの背中ですやすや眠っている源ちゃん、萬平さんの腕の中で笑顔の源ちゃん、と愛らしさ満点!!
源ちゃん役の赤ちゃんは何人かいるはずですが、どの子も愛らしく、カメラの前では立花源としてそこにいるなんて、赤子にして役者の可能性が拓けていますね。

○鈴さんと真一さん

神部「大奥様は、特別顧問というわけですか?」

真一さんが来たことで経理の仕事がなくなり「飯炊き女になるの?」と不満顔の鈴さん。
神部君の言葉と皆の持ち上げで嬉しそう(笑)
皆…鈴さんの扱いが分かってるな(笑)
けれどすぐに肩書きだけと気づいた鈴さん、また不満をこぼします( ̄▽ ̄;)
赤津も鈴さんのしもべではなくなったとのことですが、家事分担の話もなくなったんでしょうか…
経理の仕事がなくなり、福ちゃんが育児もやりながら少し家事もできるとなったら、また元の役割に戻ってしまったんでしょうか…
それはちょっとどうかとも思いますが、鈴さんに関してはどういう役割であっても何かしら文句を言いそうな気もします(笑)

そして鈴さんにとってもう一つ問題なのが、真一さんを見ると咲姉ちゃんを思い出す、ということ。
「待った方がいいんじゃないか」と萬平さんが言っていましたが、予想外に早く解決の兆しが!
そう、咲姉ちゃん!!
鈴さんの夢枕に久々に現れた咲姉ちゃん!!
相変わらず咲姉ちゃんの口調に違和感があるあたり、鈴さんの思う咲姉ちゃんの姿なんでしょうね。
心のどこかで真一さんに冷たくあたるのは良くないと分かっていたということでしょう。
咲姉ちゃんから頼まれるという形で、真一さんへの対応も改めることに。

鈴「やっとうちにも、まともな社員が来てくれたわぁ」

背広で出勤してきた真一さんに対して好感度爆上がりな鈴さん(笑)
それを聞いて「すみませんねぇ」って萬平さんが謝っているのに笑います。
というか真一さん、通いでしたか。
まぁ確かに寝床はないので当然といえば当然でしたね。

進駐軍の乱入

皆の食事中に突然乱入してきた進駐軍
榴弾の問題がついに来てしまった…!!
榴弾組3人が直接的な問題ですが、たちばな塩業全体の問題により起こったようなものなわけで…
とりあえず、たまたま早く、しかも背広で出勤してきた真一さんには皆謝るべきですね…


明日からは男性社員全員が進駐軍に捕まり、また福ちゃんが奔走するとのこと。
また牢に入ってしまうのか萬平さん…
辛いですが、福ちゃんの英語力が活かされるのかどうかも含め、早急の解決を期待します。