心も満腹になり隊

第99作目の朝ドラ『まんぷく』についての感想ブログです。最高の夫婦を見られて満腹!!楽しかったです♡

『まんぷく』第17週 感想

第17週についての感想です。
ドラマ内で出てきたセリフは曖昧な部分があります。
本来のセリフから意味や雰囲気がかけ離れていた場合は、教えていただけると助かります。

もし、まだドラマを見ていないという方で、ネタバレされるのが嫌という方は、ここで引き返してください。













(↓↓↓)














【第17週】ラーメンだ!福子!

○楽しい楽しいお正月

新しい家で初めて新年を迎える立花家。
正月でも質素な食事と父親が無職になったことに、不満と不安が入り交じった様子の源ちゃんと幸ちゃん…
そうだよ…物心ついたときから今まで不自由なく、特に食事は十分な量で暮らしてきたんでしょうから、そうなりますよね…

萬平「でもお父さんはいつまでも無職じゃない。新しいことを始めるぞ」
源「新しいことって?」
萬平「……それはまだ分からない」
福子「お母さんはね、お父さんが何を始めるのか楽しみやわぁ。ワクワクします」

子供達の表情を見て明るく振る舞う福ちゃんに対して、複雑そうな顔をする源ちゃんと幸ちゃん…
あぁ…親と子供の間で空気が微妙に軋み出している気がするよ…(不穏)

場面は変わって香田家は華やかで豪華なお正月。
重之くん学くんは写真の中にいた彼らですね!初めましてー!!(笑)
相変わらずの鈴さんは、遠慮なしに神部夫妻にひ孫を催促したり、吉乃ちゃんにいい人はいるのか聞いたりと、新年からブシムス節を飛ばしてますねぇ(笑)
福ちゃん達の話になると「自業自得」と…結婚したこと事態の文句もまた持ち出しますか…( ̄▽ ̄;)

立花家には次々と来客が!
真一さん、敏ちゃん、世良さん…そして香田家の面々と鈴さんも!
敏ちゃんと世良さんは、お互いの家庭は大丈夫なんかい!って聞きたいですが( ̄▽ ̄;)
福ちゃん達を心配して来てくれるのは嬉しいですね。
大人達からお年玉をもらい嬉しそうな源ちゃんと幸ちゃん。
香田家の面々から次々にもらったときは、ついに源ちゃん「金や!金や!」って…
おぉう源ちゃん…喜ぶのは良いけど言葉には気をつけようか…
お年玉をもらう度に萬平さんが「貯金箱にしまってきなさい」って(計四回)、しかも段々語気が強くなっていくのに笑いました。

狭い家にこんなにたくさんの人が集まって…(byナレ)
家族皆(咲姉ちゃんも写真で!)と友人が揃って、一気に賑やかになった立花家。
世良さんは我が家のように立ち振る舞って萬平さんと何か言い合ってるし、忠彦さんと真一さんも久しぶりと挨拶してるし、重之くん学くんを見て萬平さんビックリしてるし、着物の女性陣華やかだし…
あぁぁぁなにこの場面目と耳が足りない!!(舞台観劇時にもよく言う感想)

克子「ほんまはね、お母さんが急にここに来るって言い出したんよ。福子のことが、心配でたまらないんよ、お母さん」

福子「皆、おおきに!ありがとう!

鈴さんーーー!!!
「源ちゃんと幸ちゃんの顔を見に来ただけ」とか言ってたのに…なんというツンデレ鈴さん!
もう何度も、何度も言ってきましたが、なんだかんだ言っても憎めない、可愛らしい鈴さん、ありがとうございます!!

○畑いじりをして過ごす萬平さん

無職になった萬平さんは家庭菜園のために畑いじり。
福ちゃんも手伝っていますが素足がすごく寒そう…
貧乏だから靴下も節約とかですかね…
上郡に疎開した時の思い出話からイチャイチャ始めるのかと思ったら(ごめんなさい)、突然福ちゃんがバタバタと仕事に行く準備へ!
置いてけぼりにされた萬平さんの顔が可愛い〜(笑)

○ついにスタートするインスタントラーメンへの道

自分は暇になったけれど福ちゃんは忙しそう。
手伝うと言っても、当の福ちゃんからはお断りされてしまった萬平さん。
罪悪感からでしょうけど、こんなこという旦那様って当時では珍しいんだろうなぁと思います。

萬平「何が一番大変なんだ?お前が毎日やっている仕事の中で、一番大変なのは何だ?」
福子「一番大変なんは…毎日の食事を考えることです。今かて、明日は何を作ろうかなって悩んでます。やっぱり、一番大事なんは食事ですから。萬平さんがよう言うてましたよね」
萬平「ラーメン!確かにそうだ。最初にそう思ったのはあの時だ。お前と結婚する前、憲兵につかまって…」

萬平「ラーメンだ!見つけたぞ福子!ラーメンだ!

福ちゃんとの会話から、食が一番大事ということ、福ちゃんとのデートで食べたラーメン(何度見てもこの頃の二人が初々しくて月日の流れを感じる…)、戦後上郡からの帰りに並んで食べた一杯のラーメン、初めての塩で作ってもらった清香軒のラーメン…様々な思い出が駆け巡り、皆温かいラーメンを食べたかった、あんなに美味いものを何故家で食べられないのか?、ラーメンを簡単に家で作れたら福子…つまり世の中の主婦は楽になるのではないか、そこまで思考が辿り着いた上で、着地点がラーメンなわけですね。
しかし端から見守っていた福ちゃんにはさっぱり…(笑)
源ちゃんと幸ちゃんもさっぱりですし、二人にとっては初めて見る父親の本性に口ポカーンでしたね(笑)

その日の夜には夢で咲姉ちゃんが登場!
綺麗な着物を着て新年の挨拶をする咲姉ちゃん…!
これまでもですが、夢の中とはいえ、亡くなった咲姉ちゃんがドラマ上の季節に合わせた衣装で登場するのが良いですねぇ。
萬平さんのこれまでの発明遍歴に対して「脈絡ないわよねぇ」と(笑)
まぁそうなんですけど、信念は変わっていないのが立花萬平という男です。
あと、後付けになると思いますが、根菜切断機(便利)、塩(調味料大事)、ダネイホン(簡単に栄養が摂れる)はラーメン作りにおいても意味を成していそうな気はしています。

それにしても…福ちゃんとの会話でラーメンに辿り着くとは…この夫婦ほんと仲良いなぁとほっこり(*´ω`*)
もし二人の思い出がカレーだったらインスタントカレーが先に誕生していたんですかね。

○一夜漬けラーメン

早速萬平さんはラーメンの研究を開始!
福ちゃんも一緒について行って屋台でラーメンを食べるわけですが、福ちゃんがいてくれて本当に良かった…!

萬平「ご主人、これ家で作れますか?
「家で簡単にこう、パパッと」
「やってやれないことはないでしょう!」

おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ(#゚Д゚)
戦争で家族と職を失った後、12年かけて、苦労して、試行錯誤して出来たご主人のラーメンを…
ご主人の話を本当に聞いていなかったんですねぇ…( ̄□ ̄;)
そりゃあラーメン作りにおいて、食材、調味料、だし、これらのリサーチは必要でしょう。
けれど苦労して今の味に辿り着いたという話をした直後に、あまりにも失礼過ぎる質問に福ちゃん大慌て…(笑)
お疲れ様です…

香田家やパーラーでも、萬平さんの話をしますが、「ラーメンの屋台を引くの?」「家をラーメン屋にするの?」と皆ちんぷんかんぷん。
家でラーメンを、それも簡単に作れるようにする、今では当たり前に普及しているこの食生活が、当時は思いもしなかったということが改めて分かりますねぇ。
しかも萬平さん本人が「僕もよく分からないんだ」って(笑)
けれど、萬平さんが考えているラーメンは、屋台のラーメンのように、手間隙かけたラーメンではないことはハッキリしているようです。

福子「例えば、このたくわんが、屋台や中華料理屋さんのラーメンやとします」
「萬平さんが言うてるラーメンは、一夜漬けですね」

たくわんを例えにして、萬平さんの目指すものを分かりやすく示した福ちゃん!
手間隙かけて出来るたくわん…けれど萬平さんが作りたいものは、人参を塩でもんで一晩漬けたもので、かつ味は手間隙かけたものと大差なく美味しい。
ただ、一夜漬けラーメンと他で話すと、皆漬物しか思い付かないようですね( ̄▽ ̄;)

○香田・神部家のあれこれ

立花家は経済的に大変ですが、香田家は忠彦さんの絵が売れたことで、余裕がある状態。
三種の神器を揃えられるまでには、画家として食べていけるようになったんですね。
けれど忠彦さんの絵が完成しても、女性陣はテレビに釘付け…
辛いですね忠彦さん…
テレビという画期的な、新しいものに夢中になるのは分かりますけどね。

けれど、またある日は吉乃ちゃんの言葉にハッピーに♪
そうか吉乃ちゃん…お父さんのような、好きなことを仕事にして、ずっと家にいる人が良いのかぁ。

鈴「どうしたのっ吉乃っ!?」
忠彦「そんな血相変えなくても」

鈴さん言い方!!!(笑)
画家として売れたのは奇跡、ずっと家にいられたら迷惑、空気みたいなもの…散々な言われようですが(鈴さんはともかく克子姉ちゃんどうしたの…)吉乃ちゃんの言葉にニヤニヤしてしまう忠彦さん(笑)
こんなこと言われたら嬉しいに決まっていますね。

それにしても鈴さん…やっぱり相変わらずの自由過ぎる発言ですね。
タカちゃんがすごい顔して鈴さんを見ていた時は笑ってしまいました。

そんな香田家で婿として過ごす神部くん。
でも萬平さんがラーメンを作ると聞いて、いてもたってもいられなくなった様子。
「今すぐ会社辞めて手伝いたい」だの立花家へ押し掛けて「大好きなんですっ!!」だの猛烈過ぎるアプローチ…
神部くんっっっ(*`Д´)ノ!!!
しかもよりにもよって、タカちゃんが大事な話をしようとしているときに行くなんて…

鈴「あなたが、萬平さんのこと好きなんは、よぉく知ってるけど」
忠彦「今日は行くべきではなかった」
克子「私達が先に聞いてしもたやない」

タカちゃん、旦那様に一番に報告したかっただろうに可哀想…
けれど神部くんも、さすがに子供がいると聞くと萬平さんの手伝いは控えると。
この想いを抑えられるのかと大変不安ですが…( ̄▽ ̄;)
何はともあれ、タカちゃん神部くんおめでとう!!

○いじめを受けていた子供達

好きなモノ作りが出来て張り切る萬平さん、そんな萬平さんの姿を見て嬉しそうな福ちゃん。
幸せそうな様子の二人ですが、「学校に行きたくない」という幸ちゃん…辛い…
「いじめられたら兄ちゃんのところに来い」「お父さんとお母さんには言うなよ」という源ちゃん辛すぎる…
そういえば、学校から泥だらけで帰ってきて「鬼ごっこしてた」と言っていましたが、既にこの時からいじめはあったんですかね。
確かに、理事長の子供からルンペン(浮浪者、失業者)の子供に転落というと、子供達の世界ではいじめの対象になってしまうんでしょうね…
周りの大人が噂話をしているのを聞いていたら尚更。
子供達が頻繁に「これ美味しい」と福ちゃんの料理に対して言っていましたが、お父さんお母さんにとっての「いい子」でいようとしていたんでしょうか…(´;ω;`)
親に気をつかっているなんて、あまりにも辛い…!
けれど子供達が訴えの声を上げられる時が、割とすぐに来て良かったです。

源「お父さん、ラーメンなんかやめて!また信用組合で働いて!」
幸「貧乏は嫌やぁ!いじめられるんは嫌やぁ!」
福子「嫌やない!ラーメン屋になって何が悪いのよ!」
「そのうちあなたたちを馬鹿にした友達も、お父さんが作ったラーメンをおいしいおいしいって食べて、笑顔になってくれます。何を言われても、今に見てろよ、って思っていなさい。いつもニコニコしていなさい」
よう頑張った!大丈夫。大丈夫

これ、ものすごく賛否両論ありましたね。
私も、ツイッターの情報だけを見たときは、思わず『福ちゃんそれはどうだろう?』と思っていたのですが、実際に見たら印象は少し変わりました。
「嫌やない!」というのは泣き喚いている子供達を一度落ち着かせるためと、貧乏とお父さんを恥じる子供達を止めるため、「ラーメン屋になって何が悪いのよ!」はいじめた子や世間に対しての叫び、というのが安藤さんの演技を見て感じたからです。
更には、心ない言葉をかけてくる子達に対しての心持ちを示して、最後は二人を抱き締めていました。
実際、親が介入したことで上手くいくとも限りませんし、正解はコレ、とはっきりしている問題でもありませんが、いじめに耐えている子供達に「よぅ頑張った」と寄り添って抱き締めたことで、子供達は少しは救われたのかな、と。
子供達のことを知って、萬平さんはますます「絶対に新しいラーメンを作ってやる」と闘志を燃やしたんですね。
ただ、子供達が辛い想いをしていたこと、今までそのことに気づけなかったこと、これらについては福ちゃんも萬平さんも、本当に心に刻みつけておいて欲しいです。
正直「あなた達が不便な思いをしたことは何かありますか?」という質問に対しては、そりゃあるだろう、と思ったのですが、子供達が福ちゃんの言葉を聞いて前を向けているのなら、それで良いのかなと思います。
これが金曜日の96話で、土曜日の97話ではこのことに触れていませんでしたが、来週か再来週には、その後どうなったのか、見せてくれることを期待したいです。

○即席ラーメン

屋台のラーメンを食べ歩く萬平さん。
今の立花家には痛い出費…そうでしょうねぇ。
一応、ラーメン作りにおける必要な経費、ということで真一さんが持ってきてくれた退職金(真一さんも新理事長もありがとうございます!)から出すことにしてはダメなんですかね。
そういう問題ではないですか?(笑)
あと福ちゃん、しょっちゅう香田家にお邪魔しているんですが、その電車代大丈夫?
徒歩何分感覚のように行き来している気がして…互いの家の位置関係が、現実のものと違うのではないかと確認したいところです(笑)

萬平さんが作りたいラーメンは、色々食べ歩き考えた結果、①美味しいこと、②安く買えること、③便利であること、④常温保存できること、⑤安全であることが必要条件。
スープのだしは、①と②を満たすものとして、福ちゃんの案で鶏ガラスープを試作。

福子「どうですか?」
萬平「うーん…足せばいいのか引けばいいのか、分からなくなってきた…」

萬平さんのこの言い方(笑)
萬平さんがラーメンと言い出した後から、福ちゃんがやたらと占い師のような手つきで萬平さんを導こうとしていて、ダネイホンの広告塔を嫌がる萬平さんに「どんな顔ぉ〜?」って聞いていた時を思い出します(笑)

麺は、③を満たすには生麺が良いのでは?でも④を満たすには乾麺。
試しに、スパゲッティを鶏ガラスープで茹でてみることに…

福子「失敗に失敗を重ねて、初めて本物ができるんです!」
萬平「最初からうまくいくわけない!」

家族四人で試食しましたが…不味かった(笑)
子供達が、夕飯はこれだけになるのでは?と不満をこぼしていたシーンは良かったですね。
源ちゃん幸ちゃん、親に遠慮しなくて良いんだよ…

萬平「僕のせいで、すみませ〜ん」

これはアドリブでしょうか?(笑)
萬平さんかわいい(*´ω`*)
しかしラーメン作りは進んだと思ったらまた戻った状態。
麺について考えていると、夕飯のとろろ昆布からヒントを得た萬平さん!

萬平「福子、これだ!これなんだよ!僕の作りたかったラーメンは!」
福子「あ、昆布だしにするんですか?鶏ガラをやめて」
萬平「いやそうじゃない!カラッカラに乾いていた昆布が、お湯を入れると柔らかくなって、しかも旨味を溶かし出している。昆布を麺だと考えてみろ」
福子「昆布を、麺!?」
萬平「乾麺に、あらかじめ味をつけておいて、それを沸騰した鍋に入れれば…いやいやいやいやいや!味のついた乾麺を、丼に入れて、そこにお湯を注げば、麺に水分が染み込んでいくのと同時に、麺の味がお湯に溶け出して、スープになっていく!これなら限りなく簡単だ!お湯をかけるだけなんだから!」
福子「ごめんなさい萬平さん!私ちょーっとついていけない…」
萬平「どうして!?」(←笑)
福子「えぇ…私だけやろかぁ…他の人には分かるんやろかぁ…」(←かわいい)
萬平「分かるさ!」
香田家&鈴「?????」

私達視聴者は知っているので分かりますが、福ちゃんや香田家、鈴さん、パーラー夫妻(二人ともお金持ちな上に子供6人もいるとかびっくり!)、案の定皆ピンとこないようですねぇ(笑)
そうですよね。皆あのラーメンをまだ知らないんですもんね。
とりあえずは、萬平さんの作りたいラーメンの名前を考えることに。
命名は…

鈴「即席ラーメンは、どう?

「どう?」の鈴さんのトーンがとても可愛らしい!!
よく分からないけれど、満場一致で即席ラーメンに決定!!
萬平さんも嬉しそうですね。
けれど世良さんは即席ラーメンを否定…!

福子「萬平さんは絶対に作ります。そのとき、世良さんはこう言うの。『僕が悪かった!その即席ラーメン、僕に売らせてくれ!』って」

福ちゃんが世良さんのマネ(笑)
私も世良さんがこう言うと思いまーす(笑)
世良さんに言い返したことで、ウキウキしながら家に帰って来た福ちゃんですが、萬平さんは庭で大量の木材を前に何やら考え中。

萬平「すまん福子、もう畑は諦めてくれ。ここに研究所を作るんだ」

えぇーーーーっ(´ロ`ノ)ノ(←福ちゃん風)
いや、庭に研究所作ると知ってましたけども。
野菜はなんとか…別の場所で作れないですかね…
というか萬平さん、お金がないとはいえ、研究所を自分で作るんですか…!
塩作りの時も確かに設計していましたが、あの時は塩軍団がいました。
あ、もしや来週彼らが…?


来週からは更に本格的に即席ラーメン作りへ。
何やら不安になる要素もありますが、ラーメン作りは本当に楽しみです!
そして彼らも…!!