心も満腹になり隊

第99作目の朝ドラ『まんぷく』についての感想ブログです。最高の夫婦を見られて満腹!!楽しかったです♡

『まんぷく』第24週 感想

第24週についての感想です。
ドラマ内で出てきたセリフは曖昧な部分があります。
本来のセリフから意味や雰囲気がかけ離れていた場合は、教えていただけると助かります。

もし、まだドラマを見ていないという方で、ネタバレされるのが嫌という方は、ここで引き返してください。













(↓↓↓)















【第24週】見守るしかない

○一歩ずつ前進?

開発チームの人達の、仕事への姿勢が変わりましたね。
源くんも、朝ごはんを食べながらぶつぶつと容器について考えている様子。
萬平さんそっくりやないですか。さすが親子!
萬平さんと源くんが仕事の話をしているのを嬉しそうに眺める福ちゃん、「早く食べなさい」と急かす鈴さん(笑)
福ちゃんも、源くんの様子から容器の素材について頭の片隅で考えていたんですね。
魚屋さんの店先に積まれていた発泡スチロールを見て、会社にいる息子に電話してしまうという社長夫人(笑)
発泡スチロールって、物によって密度と強度が違うんですね。
普段深く考えたことがなかっただけで、言われてみればそりゃあそうだって感じですが。

源「母さんのおかげや。ありがとう」

福ちゃん嬉しかったでしょうね!
息子の仕事への姿勢の変化も、息子の仕事が一歩進んだことも、息子からの感謝の言葉も。
「源…」と呟いた時の嬉しそうな声音が、とても印象深かったです。

残りの3人も、スープエキスについて萬平さんに相談。
真一さんの言うように、本当に緊張していたと思います。
今まで散々試してみて、上手くいかなかったから別の方法を提案したんですよね。
まんぷくラーメンのときもそうでしたが、「ダメと分かったらその考えを捨てて次に行く」が大事ですからね。
しかもその場合の課題点も理解した上で、「挑戦させてください」と言った3人が良かったです。
新商品を萬平さんだけで作るというなら、社長室のキッチンなり自宅でなり、自分のペースでどんどん試作していたと思いますが、今回はそれをしない。
まんぷく食品の社長として、会社の新商品を社員と一緒に作るということを、萬平さんなりに理解していたんですね。
未だに社長として向いてないなと思うところはありますが( ̄▽ ̄;)、萬平さん自身も成長しているんだなと、真一さんとの会話で感じました。
敏ちゃんの心配のようにはならなさそうで良かったです!(笑)

○ブシムスは見た

幸ちゃんが帰って来たと思ったらレオナルドと抱き合っていた…!?
アメリカ人にしてみれば普通の挨拶としてもハグをしますが、鈴さんにしてみれば、そりゃあもうとんでもない光景だったでしょう。
よく声をあげる前に抑えられましたね!
家○婦は見た、ならぬ、ブシムスは見た(笑)
鈴さんにせっつかれて(笑)福ちゃんも幸ちゃんと話をしますが、「ただの友達」という娘の中にある恋心に、福ちゃんは何だか嬉しそう(*´∀`)
今週は父と息子、母と娘の組み合わせが良いですね。
そしてレオナルドに恋する幸ちゃんが可愛いこと!
「ハグ」のことを思い出す幸ちゃんの表情がすごく良かったです。可愛い(*´∀`)

○神部大介くん11歳(本当は40歳)

大介「あの兄ちゃんかて、髪切ってまで覚悟決めたんやからなぁ。期待に応えな」
「難しいなぁ。あんな泣き虫やったら世の中の荒波渡って行かれへんで」
「今は勝負の時なんや!まんぷく食品の命運がかかってる、ゆうことや!」
「発泡スチロールの臭いはやっかいやでぇ。そりゃ頭痛なるわぁ」
「いや、名木くんは無理やぁ〜」
「くわばらくわばら〜」

先週の時点では、ふてぶてしく育ってしまった、という印象だけだった神部大介くん11歳。
ところがこのセリフの数々…物事の重要事項を見極めて、かつ、相手に寄り添ったことも言っているのでは…?
吉乃ちゃんが、「ほんまは40歳なんちゃうん?」って言っていましたが、視聴者が思っていたことをドラマ内のセリフで出てくるとは…(笑)
しかも、言葉の意味をしっかり理解していない、少なくとも麻美ちゃんにきちんと教えられるほどには理解していない、という子供らしさも兼ね備えています(笑)
よくよく考えたら、大介くんは両親と祖父母と暮らしていて、更に叔父叔母、大叔父大叔母、曾祖母がたまーに家にやってくるという環境にいます。
色んな人達が、色んな話題を、それこそどうでもいい話から重大な話まで、タカちゃんのお腹の中にいた時からずーっと聞いてきたからこそ、ここまで口達者になったのかも…?
克子姉ちゃんが言うように天才になるかどうかは分かりませんが、将来がとても楽しみではあります。

○名木純也くん26歳(本当は5歳)

名木「僕の人生に、強烈な体験ゆうもんがないんです。戦争に行った先生が、羨ましい…僕も行きたかった…!」
「僕、女の人と交際したことがないから…本当に、全然、経験がないんです!芸術家としてダメなんでしょうか先生!?」
「せやかて、恋人がすぐに出来るわけやありません。そしたら、学ぶしかないんです。偉人達が遺した名言を学んで、恋愛を語る言葉を」

こちらは逆に、本当は5歳児なのではないかと思うくらいピュアな心と経験値を持つ名木くん26歳。
自分には特に際立った体験がないから芸術家として欠けている、と思っているらしく、「僕も戦争に行きたかった」と言ってしまう名木くんがすごい…
名木くんの年齢からして戦時中は赤ん坊だったはずなので、当然戦争の悲惨さを知らないからでしょうけど、これは忠彦さんに怒られても無理はないかと…予告の泣き逃げシーンここでしたか(笑)
忠彦さんは戦争に行く前から鳥の絵をたくさん描いていたんですけどね。
自分の描きたいものが分かっていないんですね。
幸ちゃんとレオナルドの件について聞かれたときも(年齢近くて身近で聞けるのが彼か源くんくらいしかいないという悲劇…笑)、自分に経験がないから分からない、と。
そしてまた、芸術家としての自分の話に…いや、そういう話はしていないし、だから向いていないとかそんなことはないはず( ̄▽ ̄;)
なんでそこに飛躍したと驚いたからなのか、忠彦さんが言葉に詰まってしまったばかりにまた泣きそうになってる名木くん、ハラハラ見守る一同(笑)
「お菓子食べる?」「大丈夫?」「おいしい?良かったね」ってお菓子つまんで何とか泣くのをこらえた名木くんの表情と皆の声が面白すぎました(笑)
名木くんの前にマンボ秀子さんが現れてほしいです(笑)
強烈な体験が出来ますよ名木くん(笑)

○課題がいっぱい『まんぷくヌードル』

まんぷくヌードル』は一歩進んだかと思えば、カップの臭い問題、そしてやはり溶けきらない粉末スープ。
休日返上しても仕事に打ち込むという事の良し悪しは別にして、社員達の熱意が私は好きです。
スチレンモノマー(何故か言いたくなる名称 笑)の臭いを消す方法を探すとは言え、天日干しにあれだけ大量のカップを使う必要はあるのか、とは思いましたが(笑)
タカちゃんも吉乃ちゃんも、かつては萬平さんの仕事に興味を持って時々手伝っていましたが、結婚して子供が出来たらそうは言っていられない様子。
当時の一般的な既婚女性の感覚としてどうなのかは少し疑問ですが、二人にとっては父親である忠彦さんの影響が大きいかもしれませんね。
吉乃ちゃん、忠彦さんみたいに、ずっと家にいてくれる人が良いと言っていましたし。
二人と比較すると、基本的に「仕事のことだけ考えて」という福ちゃんのマッドっぷりが分かって面白いです。似た者夫婦〜。

まんぷくヌードル』に関しては製造ラインや値段も課題となるのは当然として(森本さん岡さん頑張れ!)、世良さんの文句も適度に聞き流さなければなりません(笑)
「3分で出来る冷やし中華」…私もちょっと興味を惹かれてしまったやないかい!(萬平さん真一さんごめんなさい…笑)

○火種だけまいて退散する鈴さん&世良さん

鈴「萬平さん!少しは、幸ちゃんの心配をしてあげたら!?あぁ…私の口からは、言えません…」
世良「幸ちゃんはダヴィンチくんと上手いこといってんのか?あぁ…何も知らんのか。何でもない。忘れてくれ」

何も考えずに爆弾発言して説明丸投げすんな!!(笑)
幸ちゃんの恋心に気づいている福ちゃんは大焦り!
ていうか世良さん、そのあだ名で定着してるんですか(笑)
さすがの萬平さんもレオナルドの存在に動揺してお怒りですが(「俺」って言いましたね!?)、福ちゃんは娘の大切な気持ちに口出しせず、見守ろうとしているんですね。
自分の目で、実際に幸ちゃんとレオナルドのハグを見た後の福ちゃんの表情が良かったです。
ニコニコと微笑ましそうで、でも母親として心配もしている。
そして、仕事ばかりの萬平さんが、幸ちゃんのことでムキになっているのは父親らしくて、福ちゃんや鈴さんと同じく私も嬉しかったです(源くん、妹よりカップってどうよ…笑)
忠彦さんの親バカぶりもそうですが、娘を持った父親のそういう場面は宿命だと思っております(笑)
真一さんのところの花子ちゃんも、いつかそういう話になりますよ〜(*´∀`)
寝室で幸ちゃんのことを聞くシーンでは、もっとつっこんで聞くのかと勝手に思っていたので意外でしたが、「女親にしか相談できないこと」という言葉で福ちゃんに任せようと判断したんでしょうか。

○解決かと思いきや

アメリカ製の発泡スチロールは臭わない(そうなのか!)という点から、船便の日数と輸送状況を調べるよう萬平さんから言われた源くん。
夜中の2時になんとまぁ…(笑)
福ちゃんはこれまでに何度、夜中に起こされて「お前は寝てろ!」って言われたんでしょう?(笑)
ですが調べた結果、原理は分かりませんがブリキ缶の中で50度に熱せられることで臭いが取れることが判明!
これでカップの問題は解決!
更に粉末スープも、西野くん久坂くん戸塚さんの頑張りによって解決!
岡さん達が持ってきた本が役に立ったんですかね。
これであとはフタをどうするか…かと思いきや、100円を出してまで買わないという福ちゃんの意見。
確かに、袋麺20円に比べてこれで100円は厳しい…
しかしここで活きてくる、かつて鈴さんが無茶振りした「具を入れる」という案!
言った本人が忘れているというのが何とも鈴さんらしいです(笑)

○福ちゃんお疲れ様…

まんぷくヌードル』に入れる具は難航…
皆が持ってきたの、ほぼ乾物ですやん(笑)
いや、分かりますけどね。お湯を入れて3分で元に戻る具って言われると確かにそうなりますよね。
しかも幸ちゃんに関しても問題が。
世良インフォメーション(笑)より、レオナルドには別に恋人がいる、とか。
えぇ…レオナルド…日本を好きな理由「幸がいるから」って言ってたけど、大した意味ではなかったということ!?
鈴さん、言いたい気持ちは分かるけど、今それを幸ちゃんに言ったところで、幸ちゃんは信じないかムキになってケンカになるかどっちかですよ…

源「父さんは何が作りたいん?今までのラーメンには入ってないもんやの、洋風なもんやの、そんな具材僕には分からん」
萬平「諦めたのか」
源「散々探したんや僕らは!」
萬平「俺は諦めなかったぞ。だから『まんぷくラーメン』が出来たんだ」(←また俺って言った!)

萬平「無茶っていうのは非常識ってことか?常識の中に収まっていて、どうやって画期的な商品が作れるんだ?」
「まだラーメンの中に入っていない、色鮮やかな洋風の、お湯をかけるだけで3分で戻る具材。僕は絶対にあると思っている。なかったら、作ればいいんだ

萬平さんの諦めない心が、まんぷくラーメンを生み出したのは事実ですし、それが重要というのは分かるのですが、何というか…言い方?
開発チームのやる気もまた下がってしまいましたし、萬平さんは言葉で伝えるよりも、「俺の背中を見ろ」的な感じで、自分の仕事の仕方を見せる方が伝わるのでは、という気がしてきました( ̄▽ ̄;)
「なかったら作れば良い」というのは萬平さんの生き方そのものですし。
源くんの不満と鈴さんの心配がクロスする食卓…
とりあえず今は源くんを優先させて言いたいことを言わせ、ケンカに発展しそうになったあの場面で「萬平さんらしい」と笑い、「源を信じてあげて」と二人を一旦落ち着かせた福ちゃんはさすがです。お疲れ様!!

萬平「ありがとう福子。さっき、お前が止めてくれなかったら、源とケンカになるところだった」
福子「感情的になってロクなことありませんからね。どんどん話の論点がずれていって、仕事を辞める辞めないの話になりかねません」
萬平「よく分かってるな、お前は」
福子「当たり前でしょ。私は萬平さんの妻で、源の母親ですよ」
「信じましょ。私達の子供なんやから」

福ちゃんを見つめる萬平さんの穏やかな笑みが素敵です。
今週もありがとう寝室!!!

フリーズドライ

萬平さんの言葉を受けて、源くんも奮起!!(良かった!萬平さんも嬉しそう〜)
フリーズドライについての文献を発見!!
そうですそうです。ついにこれが来ましたよ(笑)
フリーズドライの製造機を買えるほど、まんぷく食品には余裕があるのかと正直驚きましたが、とにかくこれで色んな食材を試してみるという開発チーム。
ネギはクリア、ピーマンもOK…ですがピーマンは嫌いな子供が多い(戸塚さんナイス判断!)
それにしても開発チームの皆さんの喜び様がとても可愛い(*´∀`)
久坂くんは先週あまりやる気ではなかったので、皆と一緒に一喜一憂している姿を見られて本当に良かったです。

○幸ちゃんの失恋

レオナルドの恋人(?)のことを知ったのか、元気がない幸ちゃん…

福子「すぐ分かったわ。幸ちゃんはレオナルドさんのことが好きなんやなって」
「相手が外国の人でも、私は、幸が好きなら別に構わないって思ったし、もし、結婚したいって言うたら、ちゃんと話を聞いてあげようって」
「お兄ちゃんには、気持ちをぶつけられるお父さんがいるけど、自分にはいないって、幸ちゃんはきっとそう思ってるって。せやけど私は、いつでも、受け止めるつもりでいるから。つらい時はつらいって、助けてほしい時は助けてって言うてほしい。一人で抱え込まんといて」
幸「私、レオのことが、好きやったの。レオも、そう思ってくれてたらええなぁって。でも、アメリカに帰るんやて。アメリカに帰って、結婚するんやて。昨日紹介されたの。僕のフィアンセだよって。アホみたい、私。勝手に好きになって、勝手に振られて」
福子「ええのよ。泣きなさい。思いっきり泣きなさい。私はあなたのお母さんなんやから。大丈夫。泣いてええの」

見守るというのも大事なことですが、全て一人で抱え込まれてしまったら、大事な時に話を聞くことすら出来ませんからね。
「つらいって言うてほしい」というのは、萬平さんが三回目捕まった時に、福ちゃんが真一さんに言ってもらった言葉ですね!
福ちゃんに話を聞いてもらって、泣くことが出来て、良かったです幸ちゃん。
というかレオナルド、婚約者を紹介したのかっ(*`Д´)ノ!!!
本当にレオナルドにとっては、幸ちゃんは「ただの友達」だったんですね…
萬平さんも幸ちゃんを心配していて、「幸は大丈夫か?」という言葉にまた嬉しくなったんですけど、カップの大きさ等を確認しながら聞いてくる様にはちょっと笑ってしまいました。

感情を吐き出したことで、一晩経ったらすっかり元気になった幸ちゃんの様子に一安心!
お父さんやお兄ちゃんと一緒に朝からまんぷくラーメンというのも、何だか吹っ切れた感があります。
鈴さんも、幸ちゃんが元気になって良かったですね。
そんな幸ちゃんの様子に戸惑いつつ、スクランブルエッグを見て思いついた源くん。
突拍子の無さが萬平さんに近づいてきてますね〜良いですよ源くん〜(笑)


次週予告では楽しみな面と不安な面が…!
鈴さん…!!あと二週間どうか最後まで一緒にいてください!!
というか、もうあと二週間しかないんですね…終わってしまうの寂しい…